城
( ・∀・)「よぉ……どうだった?」
(
゚∀゚)「アガレスの心臓は奪えなかったけど……。鎌で斬りつけたよ……!」
( ・∀・)「ほぅ……?」
(
゚∀゚)「これであのジジィがあの人間共とこの城に攻めてくるのは間違いないね
……この鎌を奪いにさ」
(
・∀・)「なるほど………そこで人間の魂とジジィの心臓を一気に手に入れる作戦か……」
(
゚∀゚)「ギャハハハハハ!!!そうそう!!合理的だよね!!!」
( ・∀・)「……だが……」
( ゚∀゚)「?」
( ・∀・)「だが誰か一人が君の鎌を盗みに来るかもしれんよ……?」
城内
ベル「………鎌……」
タタタタ………
悪魔「………」
ベル「……やば……」
サッ!
悪魔「……」
ベル「………」
ベル「……そうだ……………メイド服………」
更衣室
ベル「新しい………メイド服……。これがあれば………」
カツ……カツ……
ベル「……!誰か……来る……?」
カツ……カツ……
ベル「…………」
カツ………
ベル「ドアの前で………………止まった………」
………
ベル「………」
ガチャ!!
(
^ω^)「はっはっは………!!今日も部屋を間違えてしまったお……。さーて、今日は誰が………」
ベル「………」
(
^ω^)「…………」
ベル「……ブーン…?」
(
^ω^)「お前………まさか……!!…ぐ……………頭が………!!ぐぅぅぅぅぅ………!!!」
ベル「……大丈夫…!?」
( ^ω^)「ぐぅ………!!」
( ^ω^)「……はぁ……はぁ……」
ベル「………」
( ^ω^)「あぁ……治まったよ………。ところで……君は?」
ベル「え……?」
( ^ω^)「……新しく配属されたメイドかい?」
ベル「(記憶……無くなってる……?)」
( ^ω^)「……君は何か懐かしい感じがするが………名前は……?」
ベル「そんな事を聞いて…………どうするの…?」
(
^ω^)「……!!いや……何となく……」
ベル「………ベル……」
(
^ω^)「!!う………………ぐ!!!ぐぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ベル「!?」
(
^ω^)「う…………ぐ………ベル………助け……てお…!!!」
ベル「……え……?」
( ^ω^)「オオオオオオ!!!!!!!!」
( ^ω^)「オオオオ!!!!!!」
ベル「!!!」
(
^ω^)「ガァァァァ!!!!!」
シュ!!!
ベル「……行っちゃった………」
12階
( ゚∀゚)「……どういう事……?」
( ・∀・)「ふ……可能性の一部だよ」
( ゚∀゚)「……」
( ・∀・)「だが有り得ない事じゃないだろぅ…?」
オオオオオオ!!!!!!
(
・∀・)「………!?」
( ゚∀゚)「………」
( ^ω^)「オオオオオ!!!!」
( ・∀・)「ブーン……………!!」
(
゚∀゚)「…ゼブル………何だいこりゃあ………?」
( ・∀・)「………」
(
゚∀゚)「……成長の速度が早すぎる……!!さっきのブーン君とは似ても似つかないよ!?」
(
・∀・)「……話はあとにしてくれないか……?今はブーンを静めようか……」
( ゚∀゚)「………」
( ^ω^)「ウォォォォォォォォ!!!!!!!!」
( ゚∀゚)「ち……!!」
ブゥン!!
( ^ω^)「ウガァ!!!!!!!!」
バシッ!!
( ゚∀゚)「か……鎌をつかんだ……!?」
( ^ω^)「グォォォ!!!!!!!」
(
・∀・)「はぁ!!」
ドゴォォ!!!
( ^ω^)「!!」
シュ!!
(
・∀・)「ち……外した……」
( ゚∀゚)「あ……危なく鎌を取られる所だった……」
(
・∀・)「……気おつけてくれたまえ……。その鎌が奪われたらヤバイ事になる………」
( ゚∀゚)「……わかってる」
( ^ω^)「………」
( ゚∀゚)「止まった……?」
( ・∀・)「………」
( ^ω^)「ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!!!」
キィィィィン!!!
( ゚∀゚)「耳鳴り………」
( ・∀・)「………」
(
^ω^)「ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!!!!!」
( ゚∀゚)「……体が……重い……!?」
(
・∀・)「ふ……これでは普通の悪魔は動けないな……。
……だが私達は普通の悪魔じゃない……!!!」
( ^ω^)「オオオオオオ!!!!」
( ゚∀゚)「くそ‥……体が重くて……!」
( ^ω^)「オオオオ!!!!!」
( ・∀・)「……!!」
バキ!!
( ゚∀゚)「ぐぁぁ!!!!!!」
( ・∀・)「………ふ。大丈夫か?アシュ……」
(
゚∀゚)「(……くそ………あの技を使えば勝てるけど………、できればベルゼブブの前では使いたくない……!!)」
ベル「……今!!」
( ゚∀゚)「!?」
ガキン!!!
( ゚∀゚)「貴様!!鎌を………!!!!」
ベル「……!」
(
・∀・)「ふん……。情けないなアシュ………。奪われたら奪い返せばいいじゃないか。……………こうやってね!!」
ベル「!!」
( ^ω^)「!!!」
シュ!!
ザクッ!!!!!!
(
・∀・)「ブ……ブーン………!?」
( ^ω^)「う……………うぅ……」
ベル「ブーン!!」
( ^ω^)「……」
( ・∀・)「く……くそ……!!貴様!!」
ベル「……!!」
ドカァ!!!
カラカラ……
ベル「うぐ………!………鎌!!」
カラカラ……
ガッ!!
ベル「…あ……!」
( ゚∀゚)「……フフ……この手か…?私の大事な鎌を壊したのは……」
ギリギリギリ……
ベル「ああああ……!!」
( ゚∀゚)「御礼に……君が欲しがってたこの鎌で殺してあげるよ……!!」
ベル「……!!」
( ゚∀゚)「はぁ!!」
ブン!!!
ガキィィン!!!!
( ゚∀゚)「!!!」
(*'ω'*)「………」
ベル「シトリー……!」
( ・∀・)「……シトリー?」
(*'ω'*)「……また………来るっぽ……」
ベル「待って………ブーンが………!」
シュ!!!!!
( ゚∀゚)「……ち……逃がしたか」
(
・∀・)「…それより……ブーン……大丈夫か………?」
( ^ω^)「……う…」
( ^ω^)「……」
( ゚∀゚)「生きてる……?」
( ・∀・)「あぁ、なんとか……」
(
゚∀゚)「……。それで?一体ブーン君はどうしちゃったのさ?」
( ・∀・)「……その話は……すべてが終わってからでいいか……?」
( ゚∀゚)「………ふん。まぁいいよ。」