ガラガラガラ……
('A`)｢お～い！そこの！塔治すの手伝ってくれよ！｣
『あ……はい。』
('A`)｢ふぅ……大丈夫かな……ジーサン達｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢さぁ……でもあのジジイまぁまぁ強いから死にはしないわよ。｣
('A`)｢んま、ジーサン達が交渉に行ってる間に早く塔を治しとかないとな……｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢はぁ……そぅうまくいくといいけど………。私たちの命、そのジーサンの友達の悪魔しだいね｣
('A`)｢まぁきっといい奴だよ！多分！｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢……｣
( ＾ω＾)｢………？ここは……｣
( ・∀・)｢……よお。大丈夫かブーン？｣
( ＾ω＾)｢……？確か僕はバゼルで……｣
( ・∀・)｢……バゼルの調子が悪かったらしい……。お前はリリスの城に墜落してしまったんだよ……｣
(
＾ω＾)｢そうかお……。……そうだ！人間！｣
( ・∀・)｢？｣
( ＾ω＾)｢人間が隠れている場所を見つけたんだお！｣
( ・∀・)｢……！本当か……？｣
( ＾ω＾)｢本当だお！！変なジジイの悪魔が人間達の味方をして塔に立て篭もってたんだお！！｣
( ・∀・)｢なるほど………フフ……｣
( ＾ω＾)｢じぃちゃん！配下の上級の悪魔を一部だけでいいから貸してくれお！｣
( ・∀・)｢……｣
( ・∀・)｢………ダメだ。｣
( ＾ω＾)｢！？何でだお！？｣
( ・∀・)｢上級の悪魔は貴重な戦力だし、各地に散らばってるから集めるのは非常の時か戦争の時だけだ。
人間ごときのタメにわざわざ呼び寄せるのは出来ない｣
( ＾ω＾)｢………｣
(
・∀・)｢……だが心配するな。人間の始末はアシュに任せるからな…………。お前はここにいなさい……｣
( ＾ω＾)｢……わかったお｣
( ・∀・)｢……いい子だ………。｣
バタン……
( ・∀・)｢アシュ‥‥‥頼むよ？くれぐれも人間は殺さないように……｣
( ﾟ∀ﾟ)｢わかってる！でもアガレスのジジィは殺してもいいんだよね？｣
( ・∀・)｢あぁ……。ただし心臓は破壊するなよ……｣
( ﾟ∀ﾟ)｢ヒャハハハ！！！！わかってるって！！！｣
シュ！！！
( ・∀・)｢………｣
(
＾ω＾)｢……僕一人で人間を殺してやるお……。あのジジィ………僕に火傷をさせた罪は重い……！！｣
( ＾ω＾)｢バゼル！｣
バゼル｢オオオオオオ！｣
('A`)｢はぁ……やっと五割か……｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢もう少しよ！頑張りましょ！｣
('A`)｢……そだな！よし！みんな！もう少しだ！｣
『オーーッ！！！』
( ﾟ∀ﾟ)｢オーーッ！！｣
('A`)｢…………？｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢………！！！アンタ……この前の……！！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢ギャーハッハッハッハ！！やっぱりまたバレた！？｣
('A`)｢お……お前……。くそ……タイミング悪すぎだぜ……。｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢………｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢……？アガレスはいないの……？｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢こ……ここにいるわよ……！｣
/',З｢……｣
( ﾟ∀ﾟ)｢………｣
('A`)｢………頼む…バレないでくれ……｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢……｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢ねぇ……僕さぁ……昔アガレスと闘ったら事あるの知ってる？｣
('A`)｢……？｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢……僕さぁ……その時アガレスの事よく知らなかったから苦戦しちゃったんだけど………。｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢……それで？｣
( ﾟ∀ﾟ)｢……アガレスって敵に幻を見せるのがウマイんだよね……！！｣
('A`)｢！！バレてる！？｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢く………！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢ギャーハッハッハッハ！！！！馬鹿みたい！！そんなタネがわかった手品なんか面白くもなんともないよ！！｣
('A`)｢……くそ…！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢大体さぁ……塔なんか治したって意味ないのに……本当に馬鹿だね……君達は……。
……僕は学習しない奴が…………大嫌いなんだよ！！！！｣
クワ！！！
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢！！！｣
('A`)｢危ない！！！！｣
ザシュ！！！！！！
( ﾟ∀ﾟ)｢うがぁ………！！き……貴様………｣
（*'ω'*)｢……｣
/',З｢やれやれ……間に合ったワイ……｣
ベル｢………あの………もう降りて下さい………疲れました……｣
/',З｢おお……すまんすまん｣
('A`)｢……メイドに背負わせるなよ………｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢アイツが………アンタの友達？｣
/',З｢ウム。昔の戦友じゃ！｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢く……君はシトリーじゃないか……。君まで人間の味方をするのかい……？｣
（*'ω'*)｢………｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢まさか人間嫌いの君が……｣
（*'ω'*)｢……人間の味方をするわけじゃないっぽ。ただお前とベルゼブブが気に入らないだけだっぽ｣
( ﾟ∀ﾟ)｢………｣
/',З｢さぁ……！確かにお前はワシ等より強いが二人いっぺんに相手するのはキツいんじゃないかの……？｣
（*'ω'*)｢………｣
( ﾟ∀ﾟ)｢………｣
('A`)｢よし！お前もここまでだ！！観念しやがれ！！｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢アンタ……全然活躍してないのによくそんな事を言えるわね……｣
（*'ω'*)｢……いくっぽ｣
/',З｢ドリャァァァ！！！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢………………フフ｣
ドン！！
('A`)｢！？｣
( ＾ω＾)｢……お前等………楽しそうな事してるお……。僕もまぜて欲しい……｣
（*'ω'*)｢……？｣
/',З｢！！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢……アイツはベルゼブブの………｣
( ＾ω＾)｢……アンタはじぃちゃんの……｣
( ﾟ∀ﾟ)｢ふふ……ブーン君……。ちょうどいい時に来てくれた……。…………これで２対２で平等だ……｣
/',З｢……｣
（*'ω'*)｢……｣
『いいや！２対３です！！』
( ﾟ∀ﾟ)｢！？｣
(
＞＜)｢アガレスさん！遅くなりました！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢お前……デカラビア………！？｣
/',З｢ふふ……誰が一人しか来ないといった……？｣
( ﾟ∀ﾟ)｢……｣
('A`)｢これは……いける！｣
(
＾ω＾)｢アシュタロスさん……。僕達が組めばこんな雑魚悪魔なんて何人いても変わらないお………｣
( ﾟ∀ﾟ)｢ふ……その通りだよブーン君……｣
/',З｢雑魚悪魔だと…………？その言葉撤回させてやろぅ……｣
（*'ω'*)｢……｣
( ＞＜)｢………｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢フフ……あーっはっはっはっはっは！！！！！｣
( ＾ω＾)｢いくお！！｣
シュ！！
( ＞＜)｢早い！｣
（*'ω'*)｢……ぽ｣
( ＾ω＾)｢オオオオオ！！！！｣
ガキン！！
（*'ω'*)｢……く！！｣
シュ！！
( ﾟ∀ﾟ)｢よそ見はいけないよ………シトリー……｣
（*'ω'*)｢ぽ！？｣
ゴォォォォ！！！！
( ﾟ∀ﾟ)｢ぬぅ！｣
/',З｢お前はワシが相手じゃ！！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢フフ………昔の続きか………。確かあの時君は逃げたんだったよね……？｣
/',З｢ふん……。あの鎌さえ無かったらワシの圧勝だったわ！！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢鎌……？もしかしてコレの事……？｣
ズズズ……！！
('A`)｢で……でかい｣
/',З｢げ！？何故貴様その鎌を持っている！あれは確か最後にワシが壊したはず……｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢アーッハハハハハハ！！！！ベルゼブブがくれたんだよ！！｣
/',З｢く……｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢…この鎌の威力は知ってるよね……？｣
ブーンサイド
( ＞＜)｢は！！｣
ブゥン！
( ＾ω＾)｢惜しい……もうちょっとだお……｣
（*'ω'*)｢……｣
シャアアアアア！！！！！
(
＾ω＾)｢ぬ……。シトリーとかいうやつのあの長い刀はやっかいだお………｣
（*'ω'*)｢………ぽ！！！｣
(
＾ω＾)｢……はぁ！！｣
ブゥゥゥ………！
( ＞＜)｢ハエ！！｣
（*'ω'*)｢……！！｣
( ＾ω＾)｢フフ……これが避けられるかお……？｣
( ＾ω＾)｢ほら！！！｣
ブゥゥゥ！！！！
( ＞＜)｢ぬあ！！！｣
（*'ω'*)｢ア……アカラビア！！！！｣
（ ＾ω＾)｢ふ……まず一人………｣
（*'ω'*)｢………人間の分際で……！！！｣
( ＾ω＾)｢……人間？｣
（*'ω'*)｢ふん！どうせ記憶をベルゼブブにイジられたのだろう！｣
(
＾ω＾)｢………僕は悪魔だお！！！オオオオオオ！！！！！｣
ブゥゥゥ！！！
（*'ω'*)｢ぐぅ……ぽ！｣
アシュタロスサイド
( ﾟ∀ﾟ)｢それ！｣
ブゥン！！！！
/',З｢……くそ……｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢どうしたのさ？もっとこっちに来なよ………ギャハハハハハ！！！！！！！｣
/',З｢お断りじゃ！！そりゃあ！！｣
ゴォォォォ！！！！
( ﾟ∀ﾟ)｢……こんな炎………効かないね｣
/',З｢はぁ！！｣
/',З/',З/',З/',З/',З/',З
( ﾟ∀ﾟ)｢……！！またそれか………。僕はそれが大嫌いなんだよ！！！！｣
ブゥン！！！
バシュゥゥ……
/',З｢コッチじゃコッチ！！！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢！？｣
ドガァァ！！
( ﾟ∀ﾟ)｢いた……！！｣
/',З｢……あまり効いておらんか………｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢……やったね…。じゃあ僕も……｣
バシュ！！
/',З｢！？何もない所から鎌が……！？｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢どうしたんだい……？君の大好きな幻だよ……？｣
/',З｢……ふん…。幻なら……｣
ザシュ！！
/',З｢！！しまった……！！！！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢ギャーハッハッハッハ！！！ダマされたダマされた！！！｣
/',З｢貴様………！！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢あ～あ……。遂に鎌に斬られちゃったね……。これでやっと君もお終いか……｣
/',З｢…………く……！！｣
('A`)｢……？かすり傷じゃねぇか……｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢フフ……そうだね……かすり傷だね……｣
/',З｢……｣
('A`)｢？｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢さて……！ブーン君！そろそろ退却だ！｣
( ＾ω＾)｢……？退却……？まだ……｣
（*'ω'*)｢はぁ！｣
ガキン！！
( ＾ω＾)｢……まだコイツを殺してないお……！｣
（*'ω'*)｢オオオオオオ！！！！！｣
( ＾ω＾)｢オオオオオオ！！！！！｣
ガキン！！！！
（*'ω'*)｢くそ……！！｣
( ＾ω＾)｢………！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢そら！！｣
ブゥン！！
（*'ω'*)｢……ぽ！？｣
( ﾟ∀ﾟ)｢今だ！退却するぞ！｣
( ＾ω＾)｢……わかったお………｣
（*'ω'*)｢待てっぽ！！まだ……勝負は……｣
(
ﾟ∀ﾟ)｢ふん。またすぐに闘えるさ……。それより君の友達の手当をした方がいいんじゃないか……？｣
( ＾ω＾)｢………｣
（*'ω'*)｢……くそ！！アガレス……！！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢じゃあな！！また会おう！！人間の諸君！！｣
( ＾ω＾)｢……｣
('A`)｢…もう会わねぇよ！｣
( ﾟ∀ﾟ)｢フフ……それはアガレス次第だよ……。アハハハハハ！！！！｣
シュ！！
( ＾ω＾)｢……｣
シュ！！
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢………行った？｣
('A`)｢……ああ。｣
（*'ω'*)｢アガレス！！しっかりするっぽ‥‥！！｣
/',З｢大丈夫じゃ……心配はない……。｣
('A`)｢……しかし何で退却したんだろうな？｣
（*'ω'*)｢‥‥｣
/',З｢それより……ワシには時間がない……｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢……？何よ？そのかすり傷だけで死ぬの……？｣
('A`)｢………｣
/',З｢‥……あの鎌はな……呪いの一種なんじゃ……。斬りつけられると８８時間で死に至る………｣
（*'ω'*)｢………｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢そ……そんなの最強じゃない！！卑怯よ！｣
('A`)｢何か方法は…？｣
/',З｢……もう一度あの鎌で斬りつけられれば呪いが解けるんじゃが………。
恐らくアヤツはベルゼブブの城に向かったようじゃ……｣
（*'ω'*)｢誰かが鎌を盗めば……｣
('A`)｢……で、どうやって鎌を盗むんだ？｣
ξﾟ⊿ﾟ)ξ｢……しかも誰が行くのよ……。バレたら普通に殺されるわよ？｣
/',З｢………｣
ベル｢……私……お城の内部の構造詳しいから…………いきます……｣
/',З｢……ベル……｣
('A`)｢だ……大丈夫か！？｣