彼が処刑された一年後…………ペストが流行り何万もの命が奪われた
それが偶然か、それとも彼の呪いなのかはわからない。
更に一年後、真犯人が捕まった。
そう。彼は無実の罪で処刑されたのだ。
それを悔やんだ町民は彼の慰霊碑を作ったが時既に遅く……………。
彼の住んでいた町の町民はすべて病気で息絶えた。
それから何百年も経った今でも同じ事が起きようとしていた――――――――――
( ^ω^)「僕はやってない!僕は無実だお!!」
検事「被告人。もう何を言っても判定は覆りません」
裁判官「その通りです。もう判決は出ました。早く退場しなさい!」
( ^ω^)「な……何故誰も……………信じてくれないお………。弁護士さん………」
弁護士「…………」
( ^ω^)「僕は………僕は………」
『見苦しいぞ!!!早く失せろ!』
『自業自得だ!この殺人魔!』
( ^ω^)「…………僕は……」
( ^ω^)「僕じゃ…………ないお………」
『まだ言うか!お前がやったんだろ!』
『そうだ!!早くかえれ!!』
裁判官「静粛に!!………被告人に強制退場を命じます。警備員!」
( ^ω^)「くそ……くそ……!!なんで……」
警備員「……こっちに来るんだ!」
( ^ω^)「…………」
――同時刻―――
「ツン!早く来なさい!そろそろ速報が始まるわよ!」
ξ゚听)ξ「わかってる!今行くわ!」
テレビ「たった今速報が届きました!ブーン被告の裁判の結果は………」
「………」
ξ゚听)ξ「‥‥」
テレビ「一審、二審ともに死刑です!しかも異例の半年以内の執行です!」 「!!!」
ξ゚听)ξ「……!!」
ξ゚听)ξ「よかった……。これで兄さんも浮かばれる……」
「そうよ!やっとあの殺人魔にも終わりが来たのね!」
――半年後
看守「………朝飯だ………」
( ^ω^)「…………」 カサッ……
( ^ω^)「この紙は…………」 「当日正午過ぎに処刑を執行します」
( ^ω^)「………もう………かお………。」
( ^ω^)「最後にふかふかのベットで寝たかったお………」
看守「では、これから処刑を始めます」
看守B「……」
看守C「……」
( ^ω^)「…………」
看守「最後に………いい残す事は………?」
( ^ω^)「………」
看守「………では……」
( ^ω^)「……地獄って信じるかお?」
看守「……?」
( ^ω^)「僕は信じるお」
看守「……それは何故ですか……?」
( ^ω^)「何故って……?そんなの決まってるお……」
看守「……?」
( ^ω^)「もし………もし地獄があるのなら………!僕はお前等を殺しに蘇るお!!」
看守「…………」
( ^ω^)「内蔵ぐちゃぐちゃにして………脳みそかちわって……お前等の親、恋人、子供!!全員殺しに来てやるお!!」
看守「………執行……開始……!」
( ^ω^)「僕はお前等を裏切ってはいないお!お前等が僕を裏切ったんだお!!」
カチ……… ガシャ!!
( ^ω^)「うぐ…………ぐぁぁぁぁぁぁ………!!」
( ^ω^)「がぁぁぁ!!!グゥ……!!!」
( ^ω^)「…………」 看守「………黙祷を………捧げます………」
看守B「………」
看守B「………」
テレビ「え〜……今頃はブーン被告の処刑が行われている時間です。
ブーン被告の犠牲になった509人もこれで成仏できるでしょう……」
「やっと…………。やっと……!」
ξ゚听)ξ「………よかったね………お兄ちゃん……」
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