戻る  次へ   TOP

ブゥゥゥ………

( ^ω^)「……あ〜……風が気持ちいいお……」

( ^ω^)「……あれ?あそこに塔なんかあったかな…………」



ξ゚听)ξ「で……どうすんの?」

/',З「ウーン………敵はベルゼブブだけだと思ってたんじゃが……まさか地獄の二大強豪が手を組むとは……」

('A`)「……何か手は?」


/',З「……あっちが手を組むならコッチも手を組めばいい……」

ξ゚听)ξ「……?組むって誰とよ……?」

/',З「昔からの親友で信頼出来る悪魔を知ってるんじゃが……」

('A`)「じゃあそいつと組めば……!」

/',З「それがな……そいつは人間が大嫌いなんじゃよ……」

ξ゚听)ξ「………」

/',З「でもまぁ……一応頼んでみるか………。もしかしたら手を貸してくれるかもしれないし………」

('A`)「……みんなでソイツの所に行くのか…?」

/',З「いや……この人数で移動したらさすがにベルゼブブにバレてしまう……。一人を使者にするよ」

ξ゚听)ξ「……その使者は誰にすんのよ」

/',З「……ベルしかいないじゃろう……。…………行ってくれるな?」

ベル「……はい」

('A`)「…………何日くらい……」



『わぁぁぁぁぁ!!!!誰か!!』


ξ゚听)ξ「!?」
('A`)「……?」
/',З「……!」
ベル「………」

/',З「どうした!!」


バタン!


『あ………悪魔………ウグ!!!』

('A`)「!!」

( ^ω^)「………?塔の中にまだこんなに人間が………」

ベル「……ブーン!」

ξ゚听)ξ「あいつは……!!」

( ^ω^)「……まぁいいお………暇つぶしにはなるかな……?」

('A`)「あの時城で会った悪魔……!」

/',З「あやつ………何者じゃ………人間でもないし悪魔でもない………」

( ^ω^)「…………僕は…悪魔だお!!!」

ビキ………

( ^ω^)「ぉぉおお!!!!!」

ビキビキ!!!

ξ゚听)ξ「あれは……!」

ブゥゥゥゥン!!!


( ^ω^)「………ふん。いくお!!」

/',З「……その技……」

/',З「く……貴様!闘いたいのなら塔の屋上でやるぞ!塔の中で闘ったら回りに被害が及ぶ!」

( ^ω^)「…何を言ってるんだお?回りで人間が死ぬから面白いんだお……!」

('A`)「……!」

/',З「くそ……何て奴じゃ……!」

( ^ω^)「ハーッハハハ!!!それ!いけ!」

ブゥゥゥゥン!!!!!

『うわぁぁぁ!!!ハエが……!!!』

('A`)「………そうだ。ショボンから貰った聖水の霧……!」

シュゥゥゥ!!!!!

ブゥゥ……

( ^ω^)「……ち……………ハエが……」

('A`)「どうだ!塔の中で闘ったらお前に勝ち目はないぞ!」

/',З「く……くるしい………」

ベル「………う……」

ξ゚听)ξ「あ……あんた!」

('A`)「…」

( ^ω^)「う〜ん……」

('A`)「で……でも何であいつは苦しまないんだ!?」

ξ゚听)ξ「知らないわよ!耐性でもあるんじゃないの!?」

( ^ω^)「そうだ……!この塔を無くせばいいんだ!」

('A`)「な‥…!?」

/',З「は……早く逃げろ……」


( ^ω^)「オオオオオオ!!!!!!」

ドゴォ!!!

ゴゴゴゴゴゴゴ!!!

ξ゚听)ξ「塔が……くずれる……!」

('A`)「みんな!早く塔から逃げるんだ!」


ゴゴゴゴゴゴゴ………………


ξ゚听)ξ「はぁ……はぁ………危なかった………」

/',З「うぅ………まだ苦しいワイ……」

ベル「………」

ドカ!

('A`)「や……やめろ!蹴るなよ!」

ドガァァァ!!!

( ^ω^)「……風が気持ちいいお……。」

('A`)「げ!ガレキを吹っ飛ばして出てきやがった……」

/',З「ようし……外なら負けんぞい!」

( ^ω^)「……どこで戦っても同じだお!」

ブゥゥゥゥン!!!

/',З「ふん!馬鹿の一つ覚えみたいに同じ技ばかりやりおって!ほれ!!」

ゴォォォォォォ!!!!!!

('A`)「ほ……炎!?」

( ^ω^)「……」

/',З「これで自慢のハエはだせんじゃろう………」

( ^ω^)「……は!」

( ^ω^)「…今だバゼル!」

/',З「!?」

ξ゚听)ξ「危ない!!」

バゼル「オオオオオオ!!!!」


ズシャァァ!!!


ξ゚听)ξ「う……!!」

/',З「小娘!!」

('A`)「おい!大丈夫か!」

ベル「……」

( ^ω^)「……ち………狙いが外れたか……。……この炎の中ではコッチが不利だお!また来てやるお!」

/',З「ま……待たんか!!」

( ^ω^)「バゼル!」

バゼル「オオオオオオ!!!」

ブゥゥゥ……………

('A`)「……はぁ。行ったか……」

ξ゚听)ξ「……いて………あのハエ男……今度会ったらぶっとばしてやる!!」



ブゥゥゥ…………

( ^ω^)「あちちち…………あのジジイ本気でやりやがって……。火傷しちゃったお…………」

( ^ω^)「……帰ったらベルに治して……………………?」

( ^ω^)「……ベルって誰だお‥…………。」


ドクン!!!


( ^ω^)「うぐぅ!!!!」

ドクン!!!

( ^ω^)「ぬ………ぐぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

バゼル「………?」

( ^ω^)「バゼル………ちょっと…………休む…………お………」

バゼル「………」

ブゥゥゥ……

( ^ω^)「バゼル……………ここで……降ろして……」

バゼル「………」

( ^ω^)「……ぐぅ……!!………ここは…………どこだお……」

( ^ω^)「あれは……城?一体誰の城だお………」

ドクン………

( ^ω^)「うぐ……とりあえず……休ませてもらうお……」

門番「……」

( ^ω^)「………おい………お前……」

門番「……何だお前?」

( ^ω^)「ここは……誰の城だお……?」

門番「……?ここはリリ………!?」

( ^ω^)「ぐぅ………ガァァァァァァァ!!!!!!!!!」

ザシュ!!!!!!

( ^ω^)「ぉぉおおおおおお!!!!」

悪魔「て……敵襲だ!!」

( ^ω^)「う………誰か……!!ウガァァァァァァァ!!!!!」


(*゚ー゚)「うるさいわね…………。何よ?」

執事「はぁ……それが敵が城内に進入したとの事で……」

(*゚ー゚)「敵?何人?」

執事「……一人です………」

(*゚ー゚)「……げ……………まさかアシュタロスじゃあ………」

執事「いえ……違います………」

(*゚ー゚)「……?じゃあ誰よ?…………私に恨みを持つ悪魔なんて数え切れない程いるから特定はできないわね」

執事「はぁ……」

(*゚ー゚)「よぉし!面白そうだから私が相手しちゃおう!」

執事「………」

(*゚ー゚)「カトラス!アリュー!」

シュ!

カトラス『は……』
アリュー『は……』


(*゚ー゚)「アリュー、索敵!」

アリュー『は!………………ぬぅ………。敵は……現在二階東部……、約時速120キロでこちらに向かっています…………』

(*゚ー゚)「……随分早いなぁ……。こりゃノラ悪魔じゃないな………。
カトラス!ちょっと偵察がてら闘ってきて!ヤバイと感じたらすぐ戻るのよ!」

カトラス『お任せあれ………』

シュ!!!

ドガァァァ!!!!

( ^ω^)「……ぉぉぉぉおおおお!!!!!!」

シュ……

カトラス「……」

( ^ω^)「……?」

カトラス「この攻撃……避けられるかな?」

ヒュ!!!

( ^ω^)「……ぉぉぉおお!!!!!」

ガキン!!

カトラス「………はじきかえした……?」

( ^ω^)「ぉぉぉぉぉ!!!!!」

キィィィン!

カトラス「な……何だこの耳鳴りは……!?」

( ^ω^)「ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!」

カトラス「う………うぉぉぉぉぉぉ!?体が………動かない……!!」

キィィィン!!!

( ^ω^)「…………」

カトラス「ま……待て!!やめろ!!!やめろぉぉぉぉ!!!!!!!」





ザクッ






( ^ω^)「………」


(*゚ー゚)「……遅いわね……」

アリュー「リリス様、今カトラスが首を斬られて殺されました。」

(*゚ー゚)「え……マジ?」

アリュー「………」

(*゚ー゚)「やっぱ逃げようかな〜〜………」

アリュー「……もう遅いと思います。今この階にあがってきましたから」

(*゚ー゚)「はぁ!?早く言いなさいよ!」

アリュー「……」

ドガァァァァ!!!!

(*゚ー゚)「げ!」

アリュー「!!」

( ^ω^)「ぉぉぉぉ…………!!!」

(*゚ー゚)「あ……あなた!ベルゼブブの……」

(*゚ー゚)「アリュー……急いでベルゼブブの所にこの事伝えて……。」

アリュー「はい。リリス様は?」

(*゚ー゚)「まぁ時間稼ぎくらいはできるわ。殺しちゃったら私がベルゼブブに殺されるし」

アリュー「は……」


シュ!


( ^ω^)「ぉぉぉぉ……!!」

(*゚ー゚)「しかし……こんなに短期間で強くなるかな……?
このままいくとベルゼブブやアシュタロスなんてすぐ追い越しちゃうじゃない……

(*゚ー゚)「それ!」


カカカカカカカカカ!!!!!


( ^ω^)「オオオオ!?」

(*゚ー゚)「よし!これで氷漬けに……」

( ^ω^)「………」

ボォォォォ!!

(*゚ー゚)「!?体が炎に……!?」

( ^ω^)「はぁぁぁ…………!!!」

( ^ω^)「ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!!!!!!」

(*゚ー゚)「げ!何この耳鳴り!!!」

キィィィン……!!

( ^ω^)「ぁぁぁぁぁ!!!!!!」

(*゚ー゚)「体が………!!!」

( ^ω^)「……………」

(*゚ー゚)「え?ちょ……ちょっと待って!!タンマ!!アナタ卑怯よ!!!」

( ^ω^)「オオオオオオ!!!!!」

(*゚ー゚)「キャアアアア!!!!!」


ブゥゥゥ!!!



( ・∀・)「ブーン………そこまでだ………」

(*゚ー゚)「ベルゼブブ!!」

( ^ω^)「………オオオオオオ!?」

( ^ω^)「オオオオオオ………」

( ・∀・)「よしよし………落ち着け………」

( ^ω^)「………」

(*゚ー゚)「……ちょっと。どういう事よ!?何なのこの子!」

( ・∀・)「…落ち着け……フフ………。まぁ君には話してもいいだろう……実はな、あの薬………」




(*゚ー゚)「……マジ?じゃあこの子は………」

( ・∀・)「……異常な速度で強くなるのも納得いくだろぅ……?……………
しかしここまで強力になるとは思わなかった……。……アイツは以前よりも強くなるよ………!!!
ハーッハッハッハ!!!!」

(*゚ー゚)「………アシュタロスには言ってないのね?」

( ・∀・)「当然だ。アシュタロスはアイツを嫌ってたからな……」

(*゚ー゚)「まぁそれは嬉しいけどさ………。ちゃんとお金払ってよ」

( ・∀・)「何……?」

(*゚ー゚)「カトラスの慰謝料と城の修理代。」

( ・∀・)「……私の配下の悪魔から取り立てておけ。私は払わないぞ」

(*゚ー゚)「うわ……セコ!」

( ^ω^)「う〜ん……」

( ・∀・)「おっと………ブーンが目を覚ましてしまう……。私はもう帰るがアシュタロスには内緒にしとけよ……」

(*゚ー゚)「わかってるわ。アナタも口を滑らさないように」

( ・∀・)「……フ…。」

( ・∀・)「バゼル!」

バゼル「オオオオオオ!!」

( ・∀・)「では失礼する………」

ブゥゥゥ………



(*゚ー゚)「……さて……早速取立てにいこーっと!」

戻る  次へ   TOP
inserted by FC2 system