12階の部屋
( ・∀・)「……ブーン!」
( ^ω^)「…………うぅ………」
(
・∀・)「………おい!!誰かブーンを部屋まで連れて行ってベットに寝かせておいてくれ!」
使用人「は!」
( ・∀・)「……?隠し扉が開いている……。」
カチャ……
(
・∀・)「……ふん……。まんまとやられたな………。
捕らえた人間とアレが盗まれるとは…………………あの人間共はジジイの刺客か………」
その頃
ξ゚听)ξ「はぁ……ちょっと……!どこまで歩かせるつもりよ!もう2時間は歩いてるわ!!」
ベル「……………」
('A`)「まぁもう少しだ………」
ξ゚听)ξ「……アンタその台詞8回目よ………」
('A`)「え?9回目だぞ?」
ξ゚听)ξ「…………」
('A`)「……!!見えた!あれだ!あの塔が俺達の本拠地だ!」
ξ゚听)ξ「ボロ………」
ギィィィィィ…………
('A`)「おーい!爺さん!戻ってきたぞー!!!」
…………
ξ゚听)ξ「?」
('A`)「………おかしいな………いないのかな………」
ベル「………あそこ…………」
('A`)「……?」
('A`)「げ!爺さん!」
/',З「ドクオ…………戻って来たか……。早く………アレを………」
('A`)「あ……あぁ……コレだな……」
ξ゚听)ξ「……何それ……綺麗な宝石ね………」
/',З「そ………それじゃ………」
/',З「………早くそれを……」
('A`)「あぁ……ほれ」
/',З「……」
パク!
ξ゚听)ξ「げ!食べた!?」
/',З「はぁ………やっと生き返ったわ………」
ベル「………」
/',З「ベルもご苦労さん。」
ξ゚听)ξ「ちょっと………こいつ誰?」
('A`)「あぁ……この爺さんはこう見えても悪魔なんだよ」
ξ゚听)ξ「あ……悪魔!?」
/',З「ウム。どっからどう見ても悪魔じゃろ?」
ξ゚听)ξ「どっからどう見てもただのジジィよ……」
('A`)「……爺さん……ショボンは……?」
/',З「?まだ帰ってきとらんぞ…?」
('A`)「そ……そうか……」
/',З「………ショボンはまだにしてもお前さんうまくやったようじゃな!」
('A`)「………まぁ運がよかったんだろうな……」
/',З「……これで200人救出できたわけじゃ………」
ξ゚听)ξ「……ねぇ」
/',З「なんじゃ?」
ξ゚听)ξ「何でアンタが城に行かなかったのよ……。アンタ強いんでしょ?」
ベル「…………それは」
/',З「……それはベルゼブブにワシの心臓をとられてたからじゃ……。
生きるのもやっとじゃったから仕方なく人間に頼んだんじゃ……」
ξ゚听)ξ「……ふぅん。……それで?何でアンタは人間の味方をするの?悪魔なんでしょ?」
/',З「……ベルゼブブのしている事は地獄を危機に陥れる事じゃ……。それにワシにもイロイロと目的があるんじゃ……」
ξ゚听)ξ「……目的?」
/',З「ウム……」
『おい……あれはショボンさんの部隊じゃないか……?』
('A`)「なに……!?」
('A`)「ほ……本当だ………じゃあショボンは………!!!」
/',З「………」
ギィィィィィ……
ショボン隊「ただいま帰りました」
('A`)「無事だったか!!おい!ショボンはどこにいる!?」
ショボン隊「ショボンさんなら………そこにいます………」
('A`)「……?どこだ……?どこに……」
/',З「危ない!!」
('A`)「!?」
ガキン!!!
/',З「………ぬぅ!」
ショボン隊「………」
ξ゚听)ξ「……!?」
('A`)「お……お前等……?」
/',З「コイツ等……既に死んでおる……!!」
('A`)「え……?」
ショボン隊「………」
バタ……バタバタ………
『あ……倒れていく…………』
ξ゚听)ξ「……!」
('A`)「そんな………何故……」
/',З「こんな悪趣味な真似するのは一人しかいないわい………」
シュゥゥゥ……
( ゚∀゚)「………バレちゃった?ギャハハハハハ!!!!」
('A`)「お………お前……!?」
/',З「アシュタロス………まさかお前……ベルゼブブと組んだのか……?」
( ゚∀゚)「……アガレス?久しぶりだね!こんな所で何してるの?」
/',З「………質問に答えんか!!」
( ゚∀゚)「……………確かにベルゼブブとは手を組んでるよ……」
/',З「………お前等は……敵対しとった筈じゃ ……。何故いきなり…………?」
(
゚∀゚)「さぁね?まぁ、お互い利用してるだけさ!どう?アガレスも来ない?アハハハハハ!!!」
/',З「お断りじゃ………。お前等の顔を見るだけでもヘドが出る!さっさと消えろ!」
(
゚∀゚)「………フ。まぁいいよ。たっぷり殺してスッキリしたし。今日は見逃してあげるよ………人間……」
ξ゚听)ξ「……!」
('A`)「………」
『………』
( ゚∀゚)「あーっはっはっはっは!!!!!」
シュ!!!
ξ゚听)ξ「消えた………」
('A`)「………」
/',З「……まさかあの二人が協力しとるとは………。ベルゼブブだけでも厄介なのに……くそ!」
ベル「……」
('A`)「(あいつ………ベルゼブブの城で俺を助けてくれた奴……)」
ξ゚听)ξ「……」
『……ショボンさん達は……』
('A`)「!そうだ!ショボン……!!ショボンは‥‥‥」
/',З「………ショボンは………もう………」
('A`)「………くそ………!!!」
城
( ・∀・)「……どうだ?ブーンの調子は……」
メイド「……今は寝ています……。」
( ・∀・)「そうか……いや、さがっていいぞ」
メイド「は……」
バタン
(
^ω^)「………」
( ・∀・)「……フフフ………ブーン、ツライか?……信じていた者に裏切られるのはツライだろぅ……?」
( ^ω^)「……」
( ・∀・)「だが心配するな。私があのメイドとの記憶を消してやる…………
あの人間の女の事も………自分が人間だった事も………!!!!」
ズズズ………
( ^ω^)「………」
( ・∀・)「……お前は悪魔だ……この城で生まれ、この城で育った私の孫……」
ズズズ!!!
(
^ω^)「…………」
( ・∀・)「……ふ」
朝
(
^ω^)「……あれ…………?ここは……」
( ・∀・)「お!気がついたかブーン!昨日は騒いだからな!」
(
^ω^)「あ……ジーチャン…」
( ・∀・)「ははは!昨日はお前が火を吹いて城の一部が焦げてしまったよ。」
(
^ω^)「あ……そうだったお……。ごめんなさいだお」
( ・∀・)「いや……いいんだよ。……お前は私のカワイイ孫だからね………」
( ・∀・)「さぁ、食堂に行こうか……」
( ^ω^)「わかったお!」
食堂
(
・∀・)「……」
( ^ω^)「……おいお前。水を持ってこい…」
使用人「は!」
(
・∀・)「……ふ…」
『ちょっとー!!何よコレー!!!お城焦げてんじゃん!!』
(
^ω^)「……?」
( ・∀・)「ち……やかましい奴が来ちまった……」
使用人「閣下は今お食事中ですので………少し待ってくだ……」
『じゃあ入るわよ〜』
( ・∀・)「…………」
(
^ω^)「……?」
(*゚ー゚)「あぁ〜!!ベルゼブブ!どうして私に会いに来てくれないのよ!?」
(
・∀・)「……はぁ……」
( ^ω^)「……」
(*゚ー゚)「ん?この子だれ?隠し子?」
(
・∀・)「…………………私の孫だ」
(*゚ー゚)「へぇ……あなたが……。」
( ^ω^)「な……なんだお……?」
( ・∀・)「……それで?何の用だリリス?」
(*゚ー゚)「……最近ちっとも遊びに来てくれないんだもん。だから私から来たの!」
(
・∀・)「……すまないが私は忙しいんだ……帰ってくれ」
(*゚ー゚)「つれないわね…………あ、この魚ちょうだい」
ヒョイ
パク
( ^ω^)「あ………魚………」
(*゚ー゚)「まぁ冗談よ。今日はちょっと話があって来たの……」
( ・∀・)「……話?」
(*゚ー゚)「ええ。アシュタロスちゃんの事でちょっとね……」
( ・∀・)「……ほぅ…?」
( ・∀・)「……ブーン、ちょっとこの女と話があるから先に帰ってるな」
( ^ω^)「わかったお……」
(*゚ー゚)「じゃあアナタの部屋で話すわ」
( ・∀・)「うむ……」
バタン……
( ^ω^)「………」
(*゚ー゚)「……あの子人間?」
( ・∀・)「………流石だな……。お前にはバレるか」
(*゚ー゚)「そりゃあねぇ………」
(
・∀・)「…しかしブーンが人間だとゆう事を誰かに話したら私が八つ裂きにしてしまうよ……?」
(*゚ー゚)「おお……コワ……」
( ^ω^)「ふぅ……僕も部屋に帰るお。」
自室
(
^ω^)「………?このガラスの破片……何だお……」
『これ………ここに置いときます………』
(
^ω^)「………ぐ!!!」
ドクン……!
( ^ω^)「……ぐぅぅぅぅ!!!!」
(
^ω^)「……はぁ…………はぁ……一体…………何だお……?」
人間界
( ゚Д゚)「………」
『アモン……アモン……!』
( ゚Д゚)「……!」
『少し殺すペースをあげてくれ。』
( ゚Д゚)「……はっ……」
『あと……999人殺した時点でお前は地獄に帰ってこい………1000人は殺すな……』
( ゚Д゚)「はい……」
サラリーマン「あれ……終電いっちゃったかな………」
( ゚Д゚)「………572人目…………」
( ^ω^)「……ふぅ……落ち着いたお……。」
(*゚ー゚)「それじゃ。また」
(
・∀・)「ああ……」
( ^ω^)「………あれ?もう帰るのかお?」
( ・∀・)「ウン。まぁまたすぐ来るがね」
(*゚ー゚)「またねボウヤ」
( ^ω^)「………」
( ・∀・)「……」
(
^ω^)「そう言えば何の話してたんだお?」
( ・∀・)「ん?他愛もない世間話だ……」
( ^ω^)「……ふぅん」
(*゚ー゚)「……はぁ……………疲れたわ。」
執事「……お疲れ様でした。部屋で休んだ方がよろしいかと」
(*゚ー゚)「うん。そうする……」
(*゚ー゚)「……」
ガチャ……
( ゚∀゚)「やぁ。遅かったね……?」
(*゚ー゚)「げ!!」
(
゚∀゚)「………ゼブブの所に何をしに行ってたのかな?」
(*゚ー゚)「……さぁ。………どうでもいいけどアタシのイスに座らないで。邪魔よ」
( ゚∀゚)「おっと、ごめんごめん」
(*゚ー゚)「……で?何しに来たの?」
( ゚∀゚)「別に〜。暇だから遊びに来ただけ!ギャハハハハハ!!!」
(*゚ー゚)「帰って。アタシこれから寝るの。アンタがいたら寝れないわ」
(
゚∀゚)「……最後に一つ………ゼブブに余計な事言ったら殺すよ?」
(*゚ー゚)「……アンタ外見は仕方ないけどその馬鹿っぽい喋り方やめてくれない?
気持ち悪いわ。………どうせ芝居なんだろうけど………」
( ゚∀゚)「……………憎たらしい女だ……。」
(*゚ー゚)「はいはい、じゃあね!バイバイ!!」
( ゚∀゚)「……」
シュ!!
(*゚ー゚)「………あ〜……怖かった……」
( ^ω^)「……ジーチャン。ちょっとバゼルを借りるお………」
( ・∀・)「?どうした?」
(
^ω^)「……ちょっと気分がすぐれないから散歩に行きたいお……」
( ・∀・)「……あまり遠くには行くなよ?」
(
^ω^)「わかってるお!!」
( ^ω^)「バゼル!」
バゼル「オオオオオオ!!!!」
( ^ω^)「……じゃあ行くお!」