その頃城外では
(´・ω・`)「…よし……。時間だ……。
城内に忍び込んでいるドクオ部隊から敵の目をこっちに移すんだ!無理はするなよ!」
『オーーッ!!!!』
悪魔「………」
コン………
悪魔「……?誰かそこにいるのか……?」
(´・ω・`)「…………やぁ。」
悪魔「に………人間!?」
(´・ω・`)「ほらよ………これでも食らえよ……」
カチャ……
悪魔「!?」
ゴォォォォォ!!!!!!!!!!
悪魔「な……何だこの青い炎は…!!」
(´・ω・`)「それ!みんな今だ!城内になだれこめ!!!!」
『オーーッ!!!!!!』
ドドドドド……
悪魔「!!!」
(´・ω・`)「………この炎はね……聖水が爆発した物なんだ。人畜無害悪魔有害の対悪魔用の道具さ……」
悪魔「くそ……しかしこれだけじゃ城には火なんか燃え移らないぞ!」
(´・ω・`)「………聖水は……一人一個ずつ持たせてある………城が燃えるのは時間の問題だよ……」
悪魔「何だと……!うわ……!炎が………!」
(´・ω・`)「………それじゃあまたね。運が悪かったと思って諦めてくれ」
悪魔「うぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
『ショボンさん!皆を城の中央に集めました!!』
(´・ω・`)「よし!!一斉に聖水を投げろ!!」
『オーーッ!!!!!!』
カチャ………
ゴォォォォォ!!!!!!!!!!
(´・ω・`)「………よし……これで敵の目を引き付けられる……………。ドクオ……うまくやってくれ」
('A`)「はぁ……はぁ……。アレと仲間が捕まってる部屋はコッチで間違いないんだな……?」
『はい!報告によると12階の一番奥の部屋だそうです!』
('A`)「12階か……糞………!!」
ガチャ……
(
^ω^)「………!?何だお前等は!?」
('A`)「!?」
すこし前
ゴォォォォォ!!!
( ^ω^)「な………何だお……?地震かお……?」
( ^ω^)「!!!城が………燃えてる……!一体誰が………」
( ^ω^)「畜生!とりあえず廊下に……」
ガチャ………
('A`)「!?」
( ^ω^)「!?誰だお!!」
('A`)「じ……上級悪魔!?そんな……話が違う……!」
『ド……ドクオさん!逃げましょう!』
('A`)「糞……12階に行くにはこの道を通るしかないんだ………。ここで引いたら……作戦は失敗してしまう!!」
『………』
( ^ω^)「………貴様等が………この城を燃やしてるのかお……?」
('A`)「……うるせぇ!これでも食らえ!!」
カチャ……
ゴォォォォォ!!!
(
^ω^)「………?何だおこの炎………。熱くも何ともないお。」
('A`)「!!聖水が効かない……!?」
('A`)「畜生……!こうなったら素手で勝負だ!」
( ^ω^)「‥‥ふん。」
('A`)「オラァァ!!!!」
( ^ω^)「……くそ!」
ドガァァァァァァァ!!!!!!!
('A`)「うおおおおお!?」
『ドクオさん!!』
( ^ω^)「あれ……?僕そんな強く殴った覚えは……………」
('A`)「糞………これが………上級の悪魔の力か……………」
( ^ω^)「まぁいいお………。……トドメ!」
('A`)「……!!」
『……ブーン様……!!』
(
^ω^)「!?ベルの声………!?」
『………助けて』
( ^ω^)「く……糞!命拾いしたお!人間……!!」
タタタタ………
('A`)「……?助かった………?」
『ドクオさん!早く12階に!』
('A`)「あ、ああ……」
12階
('A`)「はぁ………はぁ……。……ここか?」
『はい!』
('A`)「あ……開けるぞ………」
ギィィィィ………
('A`)「……?何もないぞ………」
『情報によるとこの部屋には隠し扉があるらしいんですが……』
('A`)「……早く探すぞ!ショボン達がもたない……!!」
( ^ω^)「ベルー!!どこにいるんだお!!」
(
^ω^)「……くそ……声がしなくなったお……」
『ショボンさん!これ以上は……!!城中の悪魔の攻撃に耐えられません……!』
(´・ω・`)「………もうちょっとだ……!!皆粘れ!!!」
ゴォォォォォ……!!
('A`)「ここか!?」
ゴゴゴゴ……!
('A`)「ビンゴ!!」
『さぁ!早く扉を!』
('A`)「おぅ………!」
ガチャ………
('A`)「!?」
『!?』
( ゚Д゚ )「オオオオ!!!!!!!!」
('A`)「な……何だこの怪物は……!!」
『この怪物の檻の向こうのあのドアの奥に皆が捕まってるらしいです!!』
('A`)「……例のアレは……?」
『…怪物のすぐ下に………』
('A`)「……!!」
('A`)「よし……お前等は捕まった皆を助け出してこい……。俺は怪物から例の物を奪う……」
『……わかりました……』
('A`)「早くいけ!」
『はい!』
タタタタタ……
('A`)「………しかしこりゃあ………」
( ゚Д゚ )「オオオオ!!!!!」
('A`)「………無理そうだ………」
( ^ω^)「………くそ………ベル。………もしかしたらジーチャンの部屋かお……?」
ξ゚听)ξ「なんだか騒がしいわね………」
『………もしかしてショボンさん達が助けに来てくれたのか……!?』
ξ゚听)ξ「(ショボン!?)」
ドクオ隊『みんな!無事か!助けに来たぞ!!』
『あ………まさか!!』
『ほら見ろ!オレの言ったとおりだ!ショボンさんは俺達の事を見捨てたりはしない!』
ξ゚听)ξ「ショボン……」
ドクオ隊「早く逃げるぞ!ショボンさん達がもたない」
( ゚Д゚ )「オオオオ!!!」
ドカァァ!!!
('A`)「ぐあ………!!糞………無理だぜこんなの………。」
('A`)「でも……やらなきゃ……。」
「困ってるようだね……?」
('A`)「!?誰だ!!」
スゥー………
( ゚∀゚)「フフフフ………………」
('A`)「………!?悪魔……!!」
ドクオ隊「よし、逃げるぞ!!」
『おう!』
ξ゚听)ξ「………」
タタタタタ!
('A`)「………」
ドクオ隊「ドクオさん!怪物は……!?」
('A`)「!!あぁ……やっつけたよ………」
ドクオ隊「あの怪物を……!?……それで例の物は………」
('A`)「……手に入れた……」
ドクオ隊「よし!あとは脱出するだけだ!おい!誰かショボンさんに伝えろ!作戦成功とな!」
『はい!』
ドクオ隊「よし!早く逃げましょう!」
('A`)「あ……あぁ!!!!みんな!逃げるぞ!!!」
『オーーッ!!』
('A`)「……それでどっから逃げるんだ!?」
ドクオ隊「窓から逃げれるように細工をしました!この部屋から出てすぐの窓です!」
('A`)「わかった‥‥!みんないくぞ!!!」
『―――――お前等どこ行くつもりだお?』
('A`)「!!」
('A`)「や……やばい……!!」
ドクオ隊「…………」
( ^ω^)「………また会ったお……」
('A`)「ふん………コッチは会いたくなかったけどな……」
(
^ω^)「それよりお前等……何だお?何でそんなに人間がいるんだお……?200人はいる………」
('A`)「………何でだと……?お前等が捕まえたクセに何言ってやがる!!」
( ^ω^)「!?」
('A`)「………」
ξ゚听)ξ「アイツ……やっぱり私をダマしたのね………」
( ^ω^)「何を言って………」
('A`)「今だベル!!!」
( ^ω^)「!?」
ヒュウ!!!!
ベル「…………」
( ^ω^)「べ………ベル………?何を………」
('A`)「よし今の内だ!皆逃げるぞ!」
( ^ω^)「待て……くそ……。ベル……!!」
ベル「………」
( ^ω^)「ベル………!!!待つお……!!」
ベル「…ごめんね………」
( ^ω^)「……!!」
タタタタ……
( ^ω^)「ベル……!!!糞……意識が…………」
( ^ω^)「………」
『ショボンさん!ドクオさんの部隊が脱出したそうです!!』
(´・ω・`)「そうか!よし!みんな引くぞ!!作戦は大成功だ!!」
『オーーッ!!!!!』
ブゥゥ………
「?何だ……?ハエが………」
『うわ……沢山いる………』
(´・ω・`)「ハエ……………まさか………!!」
ブゥゥ!!!
『なんだ……!?ハエが一点に集まって……』
::.:';:
::.:'・)
::.∀・)
(
・∀・)『よぉ……。もう帰るのか……?』
(´・ω・`)「ベ…………ベルゼブブ……!!!」
『ベルゼブブ!?』
『あ……ああ……………もう……終わりだ……』
( ・∀・)「よぉ………………ウジムシの諸君………。人の家をコソコソ嗅ぎ回るのは不愉快だな…………」
(´・ω・`)「……………ウジムシは貴様だ!!ベルゼブブ!!」
(
・∀・)「おぉ……これはこれはショボン牧師ではないか……。私の城に何か用かな……?」
(´・ω・`)「………」
( ・∀・)「ハハハ…………まさかこれだけの兵で私を殺そうと思ってたのか……?
……もうすぐ私の配下、40もの上級悪魔の軍勢が兵を率いてやってくる……。君等はもう終わりだ……」
(´・ω・`)「……ふん!」
( ・∀・)「………?どうした……?何がおかしい……?」
(´・ω・`)「ハハハ……!いや、すまんね……これから悔しさに歪む君の顔を想像したらおかしくてな……」
(
・∀・)「……何だと?」
(´・ω・`)「ふん!!聖水の炎の跡を見てみな……」
(
・∀・)「これは………………魔法陣……?」
(´・ω・`)「そうだ!!!」
プシューーー!!!!
( ・∀・)「ぬぅ!?」
(´・ω・`)「ふふ……この霧はね……聖水の霧なんだ………。
この霧の中……聖水の炎の焼け跡の魔法陣の上にいたらある事が可能になる………。」
( ・∀・)「まさか…………瞬間移動……!?」
(´・ω・`)「ご名答!!……風がある所じゃ出来ないが城の中で風が吹くわけがない………」
(
・∀・)「き……貴様!!!待て!」
(´・ω・`)「もう遅い……!!ハァァァ………」
ビュウウウ!!!!!
(´・ω・`)「……………風!?」
( ゚∀゚)「はははは!!あーっはっはっはっは!!!!!」
(´・ω・`)「そ………そんな……貴様が何故ここにいる…………!?
アシュタロス!!」
( ゚∀゚)「さぁねぇ…………?ギャハハハハハ!!!!!」
( ・∀・)「フフフフ…………アシュ……ありがとう………
君が風を起こしてくれたお陰で聖水の霧がきれいさっぱり無くなった…………!!」
(´・ω・`)「く…………くそぉ………!!」
( ・∀・)「さて……落ち着いた所で君には選択肢が二つある……」
(´・ω・`)「……?」
( ・∀・)「……一つ目は私とアシュに全員殺される……」
(´・ω・`)「………二つ目は…?」
(
・∀・)「二つ目は…………君の魂と引き換えに君の部下を無事に逃がしてやろう……」
(´・ω・`)「……!!」
『し……ショボンさん……』
( ・∀・)「さぁ……どうする……?」
(´・ω・`)「ぬぅぅぅ……!!」
( ゚∀゚)「ギャハハハハハ!!!そういえばドクオとかゆう奴等……
そろそろゼブブの配下の軍勢と鉢合わせになる頃だね!!」
(´・ω・`)「!!」
(´・ω・`)「………ドクオ達の安全も保障してくれるのか……?」
(
・∀・)「ああ。それは約束する……。私が欲しいのは君の魂だ……。他の奴等の魂などいつでも奪える………」
(
゚∀゚)「早くしないと殺しちゃうよ……?ギャハハハハハ!!!」
(´・ω・`)「ぬぅ…………………」
(
・∀・)「………」
(´・ω・`)「わかった………私の魂をやる………。その代わり絶対に皆を見逃してくれ……!」
『ショボンさん……』
( ・∀・)「ハハハハ!!君も心配性だな!!安心しろ!約束は守る!」
( ・∀・)「………じゃあな………。君はよく頑張ったよ………」
(´・ω・`)「………早く……しろ」
( ・∀・)「……ふん」
ザシュ!!!!!!!
(´・ω・`)「―――――――」
『……ショボンさん……………!!!!』
( ゚∀゚)「ギャハハハハハ!!!!首が吹っ飛んだ!!!」
( ・∀・)「確かに……貰ったぞ………」
シュゥゥゥ………
『……!』
( ・∀・)「フフフフ…………君の魂は思った通り美しい………」
『…………』
(
・∀・)「……?何をボケーっとしている……。私の気が変わらない内に早く消えろ………」
『く…………!!』
タタタタタ!!!
( ゚∀゚)「………フ…」
( ・∀・)「?どこに行く?アシュ………」
( ゚∀゚)「もう帰るよ。眠いし」
( ・∀・)「そうか……。わかっているとは思うが、あの人間に手を出すなよ」
(
゚∀゚)「……わかってるよ」
シュゥゥゥ………
( ・∀・)「………ふん。」
執事「……あの…」
( ・∀・)「うん?何だ………お前か……」
執事「どうやらプロセルミナの娘の内の一人が裏切り者だったようで………」
( ・∀・)「……それがどうした?」
執事「その……裏切り者はブーン様の世話係だったメイドだったらしいのです」
(
・∀・)「……ふん。悪魔のクセに人間に肩入れするとは………。それで?ブーンはどこにいる?」
執事「閣下のお部屋で倒れているのをメイドが見たようですが………」
( ・∀・)「私の……部屋……?」