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ブゥゥゥン……

( ^ω^)「……着いたお」

ξ゚听)ξ「……ここが安全な場所……?……いかにも敵の本拠地って感じがするんだけど……」

( ^ω^)「……僕の部屋なら安全だけど……、僕の部屋の外にはさっきの奴等みたいのがウロウロしてるお……………」

ξ゚听)ξ「はぁ!?何それ!!全然安全じゃないじゃない!……私帰る!」

( ^ω^)「ん〜……別にいいけど……。この近くの森には狼が沢山いるらしいお………。
まぁ別に行きたきゃ勝手に行っていいお。僕は狼が怖いからいかないお」

ξ゚听)ξ「………」
ξ゚听)ξ「……はぁ………………。……アンタの部屋なら絶対安全なんでしょうね…?」

( ^ω^)「それは保障するお!」

ξ゚听)ξ「……いいわ!いきましょう!」

ξ゚听)ξ「……で……どうやって行くの……?」

( ^ω^)「…………どうやって行けばいいんだお……?」

ξ゚听)ξ「………アンタ………」


( ^ω^)「た……ただいまだお……」

執事「お帰りなさいませ………ブーン様……。………その風呂敷は……?」

( ^ω^)「あ……あぁ……ちょっとウインドムまで遊びに行ってて………。
饅頭が売ってたからつい沢山買ってしまったんだお………」

執事「……はぁ……」

( ^ω^)「じゃあ僕は疲れたから部屋に戻るお!」

執事「はい……」

風呂敷「むーー!むーー!!」

( ^ω^)「ちょ……まだ僕の部屋に着いてないお!」

風呂敷「むーーー!!!!!!」

風呂敷「………」

( ^ω^)「さぁ着いたお………ここのドアの向こうが……………げ!!!」

風呂敷「?」

( ^ω^)「(……ベルの事をすっかり忘れてたお………!一応ベルも悪魔だし………。)」

風呂敷「ムーー!!!(苦しいから早くして!)」

( ^ω^)「あ………暴れるなお!!」


ガチャ………


( ^ω^)「………よかった……ベルはいないみたいだお………」


ガバ!!


ξ゚听)ξ「あーっ!!苦しかった!!」

( ^ω^)「………」

ξ゚听)ξ「……で…?一体ここはどこなのよ………。」

( ^ω^)「あぁ……ここは………」


コンコン……


( ^ω^)「!!まさか………ベルかお……!?」

ξ゚听)ξ「………」

( ^ω^)「……ひとまず君は隠れてるお……」

ガチャ……


( ^ω^)「……何か用かお?」

メイド「ブーン様、閣下がお呼びです。すぐに来るように………と言われてます」

( ^ω^)「わ……わかったお……」

メイド「失礼します」

ガチャ………

ξ゚听)ξ「……ねぇ、閣下って誰?」

( ^ω^)「え?僕のジーチャンだお。」

ξ゚听)ξ「ふーん……アンタ結構偉いのね……」

( ^ω^)「あ〜……でもちょっと行って来るお。すぐ戻ってくるからここで待っててほしいお…………」

ξ゚听)ξ「……わかった」

( ^ω^)「じゃあ!」

ガチャ……

ξ゚听)ξ「…………はぁ」

ξ゚听)ξ「……それにしてもこの部屋随分立派ね……。」

ξ゚听)ξ「あ!この猫の置物かわいい!!」(←実はベルの)


ゴト……


ガシャン!!


ξ゚听)ξ「あ…やば………」

ξ゚听)ξ「………まぁ謝ればいいか………」

『――ダメじゃないか……勝手に人の物を壊しては……』

ξ゚听)ξ「!……誰!?」

( ゚∀゚)「僕?僕はね、このお城の主の友達だよ。」

ξ゚听)ξ「……友達……」

( ゚∀゚)「はは………そんなに身構えないで欲しいな。……どうせ身構えても意味ないんだし」

ξ゚听)ξ「……それで?私に何か用?」

( ゚∀゚)「ああ。ちょっと頼み事をされててね………。ブーン君がいない間に君をさらって欲しいってさ……」

ξ゚听)ξ「!!」

( ゚∀゚)「……君がいるとブーン君の教育にも悪影響だし……何より‥‥‥君は大事な1000人の内の一人なんだ。」

ξ゚听)ξ「1000人の内の一人……?」

( ゚∀゚)「大丈夫さ。殺しはしない………」

ξ゚听)ξ「く……!」


( ^ω^)「ジーチャン!入るお!」

( ・∀・)「おお……。ブーン……使い魔は買えたか……?」

( ^ω^)「……使い魔は3000体しか買えなかったお……ごめんだお……」

( ・∀・)「フム……まぁ3000体でも充分だ。ご苦労だったなブーン」

( ^ω^)「……じゃあ僕はこれで……」

( ・∀・)「……そういえばウインドムに行ったんだってな………」

( ^ω^)「え!?」

( ・∀・)「ジィが言ってたぞ。饅頭を沢山買ってきたとか……」

( ^ω^)「あ………ははは………一応………」

( ・∀・)「………………………その饅頭……私に一つくれないか………?」

( ^ω^)「!!!!!!!」

( ・∀・)「………どうした?」

( ^ω^)「い……いや、その饅頭は………全部食べちゃったお…………………」

( ・∀・)「ほぅ………………すごいな…。さっき帰ってきたのにもう食べたのか………」

( ^ω^)「そ……そうだお……!成長期なんだお!」

( ・∀・)「‥‥‥まぁいい。じゃあ夜飯の時にまた会おう」

( ^ω^)「わ……わかったお……」

( ^ω^)「それじゃあ……」

ガチャ………

( ・∀・)「……」

シュゥゥゥゥ………

( ゚∀゚)「やぁ……つれてきたよ………」

ξ゚听)ξ「離して!!この悪魔!」

( ・∀・)「お……。ありがとう。君は実に素晴らしい……」

ξ゚听)ξ「アナタ達一体私をどうするつもり!?」

( ・∀・)「……510人目」

ξ゚听)ξ「………?」

( ・∀・)「君がいるとブーンがオカシクなっちゃうからね………。ブーンは私の可愛い孫なんだよ。あまり誘惑しないでくれ……」

ξ゚听)ξ「……それじゃあアナタがアイツのお爺さんね……」

( ゚∀゚)「……」

( ・∀・)「……」

ξ゚听)ξ「アナタ……………一体何をしようとしているの………?」

( ・∀・)「……知らない方が身の為だと思う………。
アシュ……この女を隠し扉の牢に入れといてくれ……」

( ゚∀゚)「ふふふ‥‥‥これでちょうど200人目だね!
……でも残りの人間はどこにいるのかな……?」

( ・∀・)「……さぁな。今夜辺りにでも来るんじゃないか……?
………しかし……少しペースが遅い…。アモンにもっと早くするよう言っといてくれ…… 」

( ゚∀゚)「……わかったよ」


ガチャ

( ^ω^)「ただいまだお!」

シーン………


( ^ω^)「…………あれ……?どこ行ったお?」

( ^ω^)「まさか……一人で部屋の外に出たんじゃあ……」

( ^ω^)「………?このガラスの破片は………。……げぇ!!ベルが大切にしてた猫の置物だお!!!」

( ^ω^)「と……とりあえずあの娘を探さないと……………その後ベルに謝るお…………。」



その夜


( ^ω^)「……はぁ…………一体どこに行ったんだお……ベルも帰ってこないし……。」

( ^ω^)「……まぁ明日の朝になったら二人とも戻ってくるお……………」

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