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人間界


ξ゚听)ξ「すっかり遅くなっちゃった……終電間に合うかな……?」

( ゚Д゚)「………」

ξ゚听)ξ「…………」

( ゚Д゚)「すいません……。今北産業はどこに……?」

ξ゚听)ξ「………?今北産業なら………ここをまっすぐ……」



バン!!



ξ゚听)ξ「――――え?」

( ゚Д゚)「そうか。ありがとう」

ξ゚听)ξ「――――――――――血…………」

ドサ…………

ξ゚听)ξ「……………」

( ゚Д゚)「これで510人目………。あと………490人………」






地獄

(´・ω・`)「………いよいよ今夜だ………。いいかみんな!失敗したら我々は終わりだ!
        死んでもドクオのチームだけは守るんだ!」


『オーッ!!!!』


('A`)「みんな……相手は悪魔だ……… 
しかし例の城に、上級の悪魔はベルゼブブしかいない!
つまりベルゼブブに会わない限り生き残れる可能性がある!城の地図も入手してある!」

『オーッ!!』

(´・ω・`)「………では……各自武器の最終チェックが済しだい夜まで休んでくれ!」



( ・∀・)「…………」

( ^ω^)「?どうしたんだお?」

( ・∀・)「いや……何でもないんだが……。ブーン、ちょっと頼み事をしたい」

( ^ω^)「なんだお?」

( ・∀・)「使い魔が5000匹程足りないのだ……。ちょっと買いに行ってくれないか……?」

( ^ω^)「買う……?」

( ・∀・)「ああ。お前が最初に現れた場所にあったあの屋敷だ。あそこで下級の悪魔は買えるんだ。」

( ^ω^)「あぁ……あそこか……」

( ^ω^)「……バゼルを借りていいかお……?」

( ・∀・)「おう。早めに戻って来いよ。」

( ^ω^)「わかってるお。」



ガチャ

( ^ω^)「ベル、いるかお?」

ベル「……はい……」

( ^ω^)「ちょっと出掛けて来るからその間留守番しててくれお」

( ^ω^)「じゃあベル、行って来るお。」

ベル「………」

( ^ω^)「えーっと……バゼルは……、いたいた!」

( ^ω^)「よし!バゼル!行くお!」

バゼル「オオオオ!!!」

ブゥゥゥン!!

ブゥゥゥン……

( ^ω^)「………最近こいつがかわいく見えてきたお……。」

バゼル「……オオオオ!」

( ^ω^)「泣き声もカッコいいお………」

ブゥゥゥン……



( ^ω^)「バゼル、お前はここで待ってるお!」

バゼル「………」

( ^ω^)「……この館に来るのも久しぶりだお……」

ガチャ……

( ^ω^)「……」

従業員「いらっしゃいませ………。失礼ですがお名前は……?」

( ^ω^)「……ブーンだお」

従業員「!!し……失礼しました!!こちらへどうぞ!」

( ^ω^)「………」

従業員「……御用は?」

( ^ω^)「使い魔を5000体程頼みたいお。在庫はあるかお?」

従業員「使い魔ですか…?申し訳ありませんが3000体しか残っていません」

( ^ω^)「…3000体か………。まぁないよりはマシだし……」

従業員「…どうしますか……?」

( ^ω^)「……わかったお。とりあえず3000体頼むお。」

従業員「‥‥了解しました‥‥‥。では後日………」


ガチャ


ξ゚听)ξ「ちょっとー!!!!!誰かいるー!?」

( ^ω^)「!?」

従業員「に……人間……?」

『!!』

ざわざわ……


ξ゚听)ξ「…………よかった……人が居た……」

( ^ω^)「……人間……」

( ^ω^)「………やばい……!」

ξ゚听)ξ「あの……ここは………」

悪魔『人間……』

ξ゚听)ξ「……え?」

『ウォォォォォ!!!!』

( ^ω^)「!!」



ガキィィィィィン!!!!!!



ξ゚听)ξ「………」

『………何故邪魔をする…………ブーン殿……』

( ^ω^)「………さぁ……何となくだお………。」
( ^ω^)「おい……そこの女……」

ξ゚听)ξ「……アンタ……」

( ^ω^)「?」

ξ゚听)ξ「アンタ………何で生きてるのよ!処刑された筈じゃないの!?」

( ^ω^)「!?」

ξ゚听)ξ「だ……誰か!!助けて!コイツ殺人鬼よ!!誰か!!」

『………?何を言っているんだ?あの人間……』

『……』

( ^ω^)「……。女!早く来るお!!!」

ξ゚听)ξ「誰か!誰か助けて!!
……何でみんな知らんぷりするのよ!!」


館の外


ガチャ

ξ゚听)ξ「助けてよ!!誰かっー!!!」

( ^ω^)「落ち着くお!!僕は殺人鬼なんかじゃないお!人違いだお!」

ξ゚听)ξ「嘘!見間違えるはずないもの!寄らないで!」

( ^ω^)「(……ダメだこりゃ……。話を聞いてくれなさそうだお……。ここは一回脅かして落ち着かせるお……)」

( ^ω^)「おい……女。」

ξ゚听)ξ「何よ!!!!!!!!」

( ^ω^)「ウガアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」

ξ゚听)ξ「…………」

( ^ω^)「…………」

ξ゚听)ξ「……馬鹿みたい」

( ^ω^)「!!」

( ^ω^)「ひ……酷いお……。」

ξ゚听)ξ「………ちょっと……寄らないでよ!」

( ^ω^)「……どうすればいいお」

ξ゚听)ξ「今すぐ消えて頂戴。早く!」

( ^ω^)「……そんな事したら君は殺されちゃうお。」

ξ゚听)ξ「うるさいわね!アンタに殺されるよりはマシよ!」

( ^ω^)「……もういいお……。勝手にするお……」

ξ゚听)ξ「早く消えて!!」

( ^ω^)「……はいはい……。消えるお……。後悔しても知らないお……」

ξ゚听)ξ「後悔なんか誰がするもんか!!ベー!!」

( ^ω^)「……ふん!」


館の裏

( ^ω^)「それにしても………あの悪魔の攻撃を僕が防げれたなんて………。一体何故……」

( ^ω^)「…まぁいいや…バゼル…行くお」

バゼル「オオオオ!!!」

ブゥゥゥン!!

( ^ω^)「……はぁ。今日は疲れたお……早く帰ってベルにマッサージしてもらうお……」



キャアアアアア!!!!!!!!!!


( ^ω^)「…………やれやれ……」

ξ゚听)ξ「何なのよアンタ達!アタシが何したってゆうのよ!」

『……人間を生かしておくと……後々やっかいになる……』
『……』

ξ゚听)ξ「……!」

( ^ω^)「ちょっと待つお!」

ξ゚听)ξ「!?」

『………』

『ブーン殿……また邪魔をする気か……』

ξ゚听)ξ「……ちょっと!そこの空飛んでるの!!早く助けなさいよ!!」

( ^ω^)「………」


シュ!

ダン!



ξ゚听)ξ「!!あの高さから飛び降りて無傷……!?」

( ^ω^)「さて……このお嬢さんを殺したかったら僕を殺してからにするお!!」

『………いくらあのお方の孫だからといってやっていい事と悪いことがある……』

( ^ω^)「敵は中級悪魔が六人か……ちょっときついけど…。あの技なら………」

『……いきますぞ!』

( ^ω^)「……むぅ!」

ビキ!

『…‥?』

( ^ω^)「ぬぅぅぅぅ………」

ビキビキ………

( ^ω^)「出るお!!」

ブゥゥゥゥ!!

ξ゚听)ξ「!?手からハエ……!?」

『そ……それは……!!あのお方の…!!』

( ^ω^)「ふっふっふ………。…あ……あれ?」

シュウウ…………

ξ゚听)ξ「……消えた」

( ^ω^)「や……やばいお……」

ξ゚听)ξ「ちょ……ちょっと!助けに来たのに頼りならないわね!」

( ^ω^)「助けに来たのにその言い草は何だお!」

ξ゚听)ξ「うるさい!だったらちゃんと助けなさいよ!」

『……はぁ!』

( ^ω^)「!!!」

バキィ!!!

( ^ω^)「ぐ………!」

ξ゚听)ξ「よ……弱い………」

( ^ω^)「くそ……」

『さて……次は君の番だ………』

ξ゚听)ξ「………!」

ブゥゥゥゥ………

『……?』

( ^ω^)「……?」

『お……おい!あれは……』

『……ハエ……!?』

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!

『う……うぉぉぉ!!!!!これは……!!あの方の……!!』

『ギャァァァァァァ!!!体が………体が……!!』

( ^ω^)「これは……」

ξ゚听)ξ「……」

( ^ω^)「おい!大丈夫かお!」

ξ゚听)ξ「え…ええ……。でもこれは……?」

( ^ω^)「あ……ハエがいなくなっていくお……」

『……』
『………』

ξ゚听)ξ「……!!死んでる……」


( ^ω^)「まさか………あれは………。でもこんな所にこれるワケないし……」

( ^ω^)「……じゃあ、僕は行くお……」

ξ゚听)ξ「ちょ………ちょっと!こんな危険な所に女の子を置いていくわけ!?」

( ^ω^)「?僕といるよりは安全じゃなかったかお?」

ξ゚听)ξ「うるさいわね!私を安全な場所に連れてきなさいよ!」

( ^ω^)「……何故僕が?」

ξ゚听)ξ「アンタは私の兄さんを殺したのよ!それくらいしてくれてもいいでしょ!?」

( ^ω^)「……君の兄さんを殺した……?」

ξ゚听)ξ「………」

( ^ω^)「………さっきから僕を殺人鬼呼ばわりしてるけど、僕は人を殺した覚えはないお……。
大体僕が殺人鬼だとしたら君を助けないお」

ξ゚听)ξ「……クッ……」

( ^ω^)「(この娘………生きてる時の僕を知ってるみたいだお………。何としてでも連れ帰って話を聞かないと……)」

ξ゚听)ξ「………まぁいいわ……。アナタ悪い人じゃないみたいだし………」

( ^ω^)「……わかってくれたならいいんだお」

ξ゚听)ξ「勘違いしないで。まだアナタの疑いが晴れたわけじゃないのよ」

( ^ω^)「………」

ξ゚听)ξ「それで?ここは一体何なのよ!」

( ^ω^)「……ここ?知りたいかお…?」

ξ゚听)ξ「……」

( ^ω^)「知りたいなら僕と一緒に来るお。そこで全部話してやるお」

( ^ω^)「バゼル!降りてくるお!!」

バゼル「オオオオ!!!」

ξ゚听)ξ「………何この怪物……気持ち悪い……」

( ^ω^)「……こんなにカワイイのに………。この魅力がわからないなんて可哀相だお……」

ξ゚听)ξ「……アンタのセンス絶対狂ってるわよ……」

( ^ω^)「まぁいいから乗るお!ふかふかしてて気持ちいいお!」

ξ゚听)ξ「……うげぇ………」

( ^ω^)「ちゃんと乗ったかお?」

ξ゚听)ξ「乗ったわよ!早くして!一刻も早く降りたいから!!」

( ^ω^)「……バゼル!」

バゼル「オオオオ!!!」

ブゥゥゥン!!






( ・∀・)「……やっと……510人目が来たか………。フフ……ヒャーッハハハハ!!!」





ブゥゥゥン!


( ^ω^)「……」

ξ゚听)ξ「……アンタさ…もしかして…ベルゼブブ…?」

( ^ω^)「…?何だおそれ?お菓子の名前かお?」

ξ゚听)ξ「……そうよね……こんな弱っちいのが魔王なわけないわよね……」

( ^ω^)「弱っちい…………」

ξ゚听)ξ「……で、どこに向かってるの?安全なんでしょうね?そこ」

( ^ω^)「……多分安全だと思うお………」


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